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ゴマさん FOREVER FOREVER ゴマさん

おととい。
LOVE RIDE 原さんから突然の訃報を聞かされた。

ゴマさんが亡くなった。

福岡のモーターサイクル・アパレルを語る上で
最重要人物と言えるスコードロンの高田さん。
その双子の弟(兄?)がゴマさんだ。

どっしりした体型にメガネとヒゲ。
年下の僕が言うのも失礼かもしれないけど
愛嬌のある風体で「ゴマちゃん」と呼ばれて愛された
福岡のバイカーシーンに欠かせないキャラクターだった。

「ちゃん」付けで呼ぶのが気が引けて
僕は彼を「ゴマさん」って呼んでいた。

スワップミートに出かければ
いつもゴマさんの姿があった。
高田さんの仕事を手伝っていることもあれば
自分のブースでマニアックなグッズを売っていることも。
映画のディスクやポスターは特に濃密なラインナップで
僕もゴマさんのブースに立ち寄るのが本当に好きだった。

一度イーヴル・クニーヴルの映画ポスターを見つけて
それを買いたいとゴマさんに言ったところ
「ちょっと待て。俺より安くで売ってるやつがおるけん」
そう言ってヤフオクで安価な出品を教えてくれた。
貧乏な僕のフトコロを心配してくれたのかもしれない。

他に思い出すのは2年前。
横浜ホットロッドショーに取材に行ったら
たまたま高田さん兄弟とホテルが一緒だった。
彼らは僕を横浜中華街の晩飯に誘ってくれて
3人でいろんな話をした(僕が質問してばっかだったけど)。
あれがゴマさんとご飯を食べた最初で最後の場面になってしまった。

訃報を聞いて僕はゴマさんの写真を探した。
だけど全然カメラ目線の写真を見つけられない。
写真が好きじゃない高田兄弟はいつもカメラを向けると
「俺らやら撮らんでいいちゃ!他に撮るモンがあろうがー!」って
なかなか写真を撮らせてくれなかった。
だから隠し撮りみたいな写真しかなくて。
無理矢理にでも撮っておけばよかった。
それが写真屋として心残り。

あのしゃがれた声を2度と聞けないんだな。
そう思うと途端に寂しくなってしまった。

10月11日。
お通夜の夜。
バイクでホールへ向かった。
斎場が近づくほどに切なくなった。
斎場ってのはある意味とても無情な場所で
まだどこか信じられない訃報を
一気に現実へと誘う。

夜の斎場にはまだゴマさんの仲間たちが残っていて
高田さんが気丈に笑ってゴマさんの話を色々聞かせてくれた。
正直なところ通夜に顔を出すかどうか悩んだ時間もあったんだけど
来てよかった。最後にゴマさんの顔を見てお見送りができた。

ゴマさん。
いろいろとお世話になりました。
ありがとうございました。

どうか安らかに。

R.I.P. Kazumasa "GOMA" Takada

ゴマさん FOREVER FOREVER ゴマさん_f0214531_10024879.jpg
# by steeldog_79 | 2019-10-12 10:49 | バイクのはなし。

英語で話す日本人と韓国人。

歓楽街・中洲のど真ん中にて。

撮影終わりの駐車場で
韓国人一家に声をかけられた。
すぐ裏のホテルに泊まっているのだが
100円パーキングの使い方が分からぬと。

使い方以前にここには停めないほうがいいよ。
明日の朝に¥10,000くらい取られるよ。
川向こうの駐車場に停めたらだいぶ安いし
多分ホテルの人が提携駐車場教えてくれるよ。

こんな会話をお互い30点くらいの英語で。

えらい感謝された。
こういうのは気持ちがよいね。

しかし…日本人と韓国人が英語で会話とはね。
お隣の国なのにね。

少し話せたらいいのにな。韓国語。
英語はもちろん重要なんだけどね。
お互いに隣同士の国の言葉なんだし
学校で挨拶くらい習ってもいいのにね。

そんなことを思った中洲の夜。

# by steeldog_79 | 2019-02-04 19:44 | ひとりごと。

Google Street View

昨年から始めた新しい仕事がある。

Google Street View 通称「ストビュー」である。
Google Map上で360度の写真を楽しめるサービスで
道の上のみならず店内をヴァーチャルに回ることも可能だ。

正直に言えば最初は全く興味がなかったのだが
このストビューというものを撮影する企業が最近非常に多く
時折クオリティがとても低いものを目にすることがあった。
フォトグラファーではない人が撮影していることが
僕の目から見ても明らかだったのだ。

ならばあれをプロが撮ったらどうなるだろう。
そう思っていろいろ調べているうちに
商売云々よりもこの360度撮影がとても奥深く
とても深い可能性を抱えていることを知った。

僕は機材を揃えて遠方に研修に通い
テストシュートという名の練習を重ねて
昨年の2月にGoogleの正式な認定を得ることができた。

簡単な動画にしたのでお見せしたいと思う。



国内は福岡から阿蘇。
海外はNYCからロンドンまで。
とにかく撮りまくってみたのだが
これがとても楽しいし美しいのである。

撮影も編集もそれなりに大変なのだが
出来上がりはとても楽しいものに仕上がる。

こちらは別バージョン。
NYCとロンドンのモーターサイクルショップを撮影させていただいた。



カスタムショップの店内をグルグルと回ることができて
実際に訪問したような気分になっていただければ幸い。
それこそ認定カメラマン冥利に尽きるというものだ。

まだまだ経験と研鑽が必要ではあるが
この仕事を重ねて腕を上げて
日本や世界を飛び回ってみたい。

そんな妄想を抱いてニヤリとしながら
今日も機材を抱えて撮影に向かう。


***

Photo & Movie
マツモトカズオ

スティールドッグフォトHP


Instagram (Official)

Instagram (Motorcycle)

Instagram (Doggies)


# by steeldog_79 | 2019-02-01 16:08 | 写真のはなし。

「息子からのメッセージ」


僕ら夫婦それぞれの仕事の都合で
僕は家内&子供と別々に暮らしている。

ふたりは普段家内の実家にいるのだけど
先日家内が寝る間際に息子と話していたら
息子が「お父さんに写真を撮ってもらう」
という話を何の前触れもなく始めたらしい。
そして家内はその声を録音して送ってくれた。

以下。その音声より抜粋。
("ろっちゃん"は息子の愛称)

家内「どんな写真撮ると?」
息子「プラレールのしゃしん撮ってもらうと」

家内「ろっちゃんは写真好き?」

息子「ろっちゃんはね。
おとうしゃんのしゃしん すきぃ」

…世界の誰に言われるよりも嬉しいメッセージ。
夜の原稿作業中に思わず目頭が熱くなった。
父ちゃん泣いちゃうじゃないか。

***

新年あけましておめでとうございます。

粋なことを言うようになった愛息のためにも
今年も写真道とバイク道に精進してまいります。

本年もどうぞよろしくお願い致します。


Photographer
マツモトカズオ

「息子からのメッセージ」_f0214531_15563824.jpg

# by steeldog_79 | 2019-01-10 16:01 | 写真のはなし。

ソフテイル・カスタム

ここしばらくこのブログも放置していた。
投稿がイージーなSNSばかりに投稿を繰り返し
半ばこのブログの更新を忘れかけていたのだ。

そんなタイミングでお邪魔したショップのスタッフさんに
「最近ブログ更新してないですね。結構楽しみなんですよ」
突然にそんな嬉しい言葉をいただいて驚いた。

こんな拙文でも読んでくれる人がいて
しかも楽しみにしてくれる人がいたとは。

ありがとうございます。また時々更新するようにします。



***



さて。

最近こんなバイクを撮影した。

ソフテイル・カスタム_f0214531_21043860.jpg

ハーレー・ダビッドソン
FXSTC ソフテイル・カスタム。

このモデルには深い思い入れがある。
30年も前に僕が初めてハーレーを知ったとき
最初に惚れ込んだのがこのモデルだったのだ。

ソフテイル・カスタム_f0214531_21043714.jpg

30年前。僕が小学生の頃。
当時の僕はとにかくクルマが大好きで
中でもポルシェ928に強く憧れていた。

そんな僕のハーレー初体験は突然に訪れた。

「地元のテレビ局が主催する輸入車ショーがある」
父からそう聞いてメーカーのラインナップを見ると
その中にはポルシェの名前も並んでいるではないか。
父に頼んで連れて行ってもらうことになった。

会場に入ってすぐのところにポルシェは鎮座していた。
憧れのマシンを父のカメラ「オートボーイ」で撮りまくった。
僕は散々ポルシェを撮って満足してしまったのだが
せっかく来たのだからと屋内の展示にも足を運んだ。

そこで僕は運命の出会いをする。
会場の一番手前に並んだ巨大なバイクの群れ!
地元のハーレーディーラーがニューモデルを並べていたのだ。

ソフテイル・カスタム_f0214531_21043723.jpg

大きな看板には「Harley-Davidson」の文字。
確か星条旗も飾られていたように記憶している。

「ハーレー…。これはアメリカのバイクなのか…!」
(姉の影響で視聴していたハリウッド映画や洋楽により
 当時から僕は小学生にしてアメリカかぶれだった)

何かが僕の琴線を揺らしたのだろう。
気がつけば夢中で「ハーレー」の写真を撮っていた。
撮影枚数は先ほどのポルシェをいつの間にか上回っていた。

忘れられないのが一番前に並んでいたバイクだ。
細くて大きなフロントタイヤ。太いリアタイヤ。
高いハンドル。タンクに描かれたハーレーのロゴ。
マシンの前にはプレートが立ててあった。

そこに記されたモデル名こそ
『ハーレー・ダビッドソン
FXSTC ソフテイル・カスタム』であった。

ソフテイル・カスタム_f0214531_21043860.jpg

僕はその言葉の意味も分からぬまま
なぜだかその言葉を丸暗記していた。

「…はーれーだびっどそん
 えふえっくすえすてぃーしー
 そふているかすたむ…」

そしてなぜだかこの時に思ったのだ。
「僕はいつかこのバイクに乗る!」と。
それは「いつか乗りたいなぁ」という"夢"ではなく
「必ず僕は乗るだろう」という"確信"だった。

不思議なものだ。
あれだけ憧れたポルシェにはそう思わなかったのに。

以来。僕はハーレーの虜になった。

退屈な授業の合間。ノートの端っこに意味もなく
「Harley-Davidson FXSTC Softail Custom」
そう書いてしまっている自分がいた。

熱しやすく冷めやすく飽きっぽかった僕だったが
このハーレーへの憧憬だけは全く色褪せることがなく
中学になっても高校になってもその憧れを抱き続けた。

通学用の自転車にハーレーのステッカーを貼ったり
部活の公式キャップをハーレーのロゴ入りにしたり
雑貨屋でハーレーのバンダナを買って集めたり
ギターのピックもハーレーのロゴ入りを選んだ。
(痛い子供だなぁ。わはは)

そうして大学入学。バイクの免許を取得した。
2台の国産車を乗り継いたのち
2001年に現在のショベルヘッドを手に入れた。

ソフテイル・カスタム_f0214531_21043929.jpg

結局のところ僕が手に入れたバイクは
幼い頃に呪文のように繰り返していた…

「はーれーだびっどそん
 えふえっくすえすてぃーしー
 そふているかすたむ」

…ではなかった。

あれから様々なハーレーの知識を得ていく中で
より魅力的なマシンを知ったからだ。

それでも今なおソフテイルカスタムはとても魅力的だ。
僕にとって大きな大きなきっかけになった一台。

最近ではストックのFXSTCを見かけることも少なくなった。
だけど稀ながらこのマシンを目にする機会に恵まれたとき
僕はあの時の輸入車ショーで味わった衝撃を思い出す。

「Harley-Davidson FXSTC Softail Custom」

このマシンは
僕の大切な記念碑。



Photo & Text
マツモトカズオ

# by steeldog_79 | 2018-03-28 22:03 | バイクのはなし。


しゃしんとばいくと。


by steeldog_79

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